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SGIの歴史
SymbolicsとCGの歴史
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designplex 寄稿 2002年2月号 ※BNN清算の為、未発刊・初公開!

MV・TVCM制作

槙原敬之

ニューマキシシングル

Are You OK!

クライアント:(株)ワーナーミュージック・ジャパン
制作会社:(株)オクナック
演出:牧 鉄馬
PR:井之上伸也
PM:渡辺洋朗、塚田修治、福田麻衣子
D.O.P:大川直人
STEADICAM:堀田勝也
Gaffer:山盛 修
Production Designer:オザワテツヤ
EED/MAV:L'espace Vision
Avid|DS-HD:中川 正
VFX&CG:金指美樹、SFX BROTHERS
出演;槇原敬之
構成・文:富永安憲(SFX BROTHERS)
 step6  オフライン〜本編 〜槇原氏と共に〜

 

 編集作業はオフライン〜本編集まで代々木のレスパスビジョンで行った。編集施設はオフラインでヘビーワークス室、本編集にAvid|DS-HD室が用意された。

 オフラインで非合成カットの繋ぎ込みを行い、合成カットのCGをチェックしてもらった。本編集まで中1日あることから、修正個所があればこれが最後のチャンスとなる。

 作業半ばあたりで別件のスチール撮影が終わった槇原氏、撮影の大川氏も合流し作業に参加した。槇原氏の人柄もあり、それはもう大変和やかな雰囲気で作業は進み若干のCG部の修正を残し、本編集を待つのみとなった。

 中日の翌日大急ぎで追加のCGを作業し再びCDにデータを焼きこんで本編集に望んだ。

 Avid|DS-HD室は完成して間もないという事もあり、大変きれいな部屋でこれもまた和やかに作業は進んだ。私たちがスタジオ入りする前に、エディタの中川氏が先行して仕込みをしてくれていたので、時間的に大変助かったと思う。

 本編集でも最初から最後まで槇原氏も参加し終始笑いの絶える事のない編集となった。

 技術的には、演出の意向で初期のカラーフィルム調にカラーコレクションすることと、一箇所CGをステディカムのライドカットにトラッキングして貼り付けを行ったくらいだが、それだけに槇原氏のキャラクタの良さが伝わるヒューマンなビデオクリップとなった。

 この辺りはまたしても!井之上氏の思う壷にはまった作品に仕上がっている。

 step7  完成

 

 完成したクリップはMAVに渡され完成となった。TVCMは完成したクリップから抜き出す形で制作された。

 プロデューサの井之上氏とのコラボレーションによって「槇原さんの人柄が感じられる映像にでき、とても満足のいく作品となった。でも、毎回井之上さん演出との戦いもあるんだけどね」と牧氏は小声で語る。

 一方の井之上氏は「アートディレクタでもある牧鉄馬氏は、普通のディレクタにない作品をデザインするという視点を持っていて、ある意味忘れかけている『純粋』な映像を生み出す事ができる」のだそうだ。

 狭い業界とはいえ数多くのスタッフがいる世の中、スタッフやアーティストとのコラボレーションによってまだまだ新しい映像制作の形がありそうな気がした。また今回、関係したスタッフ全員が槇原氏の人柄によって、楽しい思い出に残る現場を体験することができたのではないだろうか。

 

 

 

 
 

back stage 裏

●勢い余って…

 スタジオ撮影のファーストカットのシューティングで、槇原氏が曲終わりに勢いよくセットの椅子に腰掛けた瞬間、椅子が崩れ落ち槇原氏が転倒するというアクシデントがあった。幸い本人は何の怪我もなく良かったのだが、モニタを見ていたスタッフ全員が一斉に立ち上がり駆け寄った。撮影で最も怖いのが、アーティストやスタッフの怪我などのアクシデントであることを思い出した一瞬であった。

 
 

 

 
 

back stage 裏の裏

●君が僕に教えてくれるもの

 今回のプロジェクトのミーティング中に9月11日のNYの事件があったのだが、その時槇原氏はニューアルバムの中の「君が僕に教えてくれるもの」という曲(これがもう涙涙の名曲!)のレコーディング中だった。この曲中、「人間の形をして、生まれたからといって、人間らしく生きているなんて、限らないね」と歌っているが、「皮肉にもこの歌詞を痛感する瞬間だった」と槇原氏は語った。

 

 
 

 

〜 完 〜 
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