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SGIの歴史
SymbolicsとCGの歴史
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designplex 寄稿 2001年11月号に掲載

 

TVCM制作

gaining through losing/

平井堅 渋谷で大合唱 篇

 

クライアント:(株)デフスターレコーズ
制作会社:(株)オクナック
PR:井之上伸也
PM:木下賢吾、志賀共記
演出:セキ★リュウジ
D.O.P:柳橋伸幸
Gaffer:横堀和宏
テクニカルCRD:岩佐和彦、竹谷卓郎
inferno:野田智雄
VFX & CG:富永安憲、SFX BROTHERS
出演:平井堅、ファン
構成・文●富永安憲

 平井堅を知らない者はいないと思うが、今をときめく実力派R&Bアーティストである彼のニューアルバム、「gaining through losing(意味は、失う事で得られる大切なもの)」の発売告知CMで、あるイメージを中心とした企画構成がなされ特別チームが召集された。

 step1  企画 〜タイムリミットは30日〜

 プロデューサであるオクナックの井之上氏から電話連絡があったのが、梅雨により重苦しい空の5月終わりの頃であった。「あるアーティストの新譜CMなのだけど、スクランブル交差点に人々が集まってきて群集で大合唱させたい…」その時点で詳細は聞かされなかったが、どうやら尋常でない企画が持ち上がっているということは感じられた。井之上氏の話ではまず、「渋谷のスクランブル交差点での大規模な撮影は許認可の関係で無理」、「想定している群衆が1万人程で、これも都心では集会として許認可が降りにくい」など障害があり大手のCGプロダクション数社に打診したところ予算が見合わなかったという。また、制作期間はおよそ30日。CGで何かをするにはあまりにも時間がないのである。

 そして早速5月末、ソニー・ミュージックエンターテインメント(以下SME)のスタジオビルに主要スタッフが集まり最初の制作会議が行われた。各方面から考えられる限りの方法を練り2つの方法に絞られた。共通して渋谷の町並みはスティルの空撮と地上のステディカムで用意。群集は何処か郊外の屋外大駐車場などにエキストラを集めてハイライダーなどのクレーンで撮り合成する方法、広いスタジオでグリーンバックで小分けにして撮影し多重合成で群集にする方法である。プロデューサの決断は速く、後者で行うこととなった。梅雨時で屋外撮影ではリスクが大きいと判断したのだ。

step2へ・・・

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